こんなの作ってます

ひとくくりに「とかち」といっても、内陸部だったり、海沿いだったり、山間部だったりと多種多様な地域形成があり、雨量、日照時間、さらには土質も違います。

そんな中、生産される作物の「味」は同じ品種でも地域差が出てきます。また気候差もありますから、毎年同じ味になるかといえばそうとは限りません。生産者の作り方次第で様々な「味」に変化します。

当農場では収量を上げる努力はしますが、品質を安定させようとは思っていません。当地域の「味」、その年の気候の「味」をまるごとお楽しみいただけたらと思います。

 


小麦

 

北海道畑作農業に大きく貢献している、小麦の生産に取り組んでいます。

いまや日本の食卓には欠かせないものですね。

パンやお菓子などに姿を変えてみなさんの食卓に並んでいるはずです。

当農場の品種は「きたほなみ」という秋まき小麦で、うどんの原料などに使用されています。

当地域の収穫は7月下旬から8月上旬にかけて行われます。

今後は日本で数少ない有機栽培小麦の生産にも挑戦していく予定です。

 


小豆

 

十勝産あずきといえばどこかで一度は聞いたことがある、十勝の代表格の豆です。

数十年前は「赤いダイヤ」とも称され高騰した時期もありましたが、技術や機械の進歩もあり価格が安定するものになりました。主に和菓子やスイーツに使用される「餡(あん)」になって皆様のもとに届けられています。

最近では中国からの安い「加糖餡」に押され気味ですが、十勝産あずきは実需者からは高く評価されています。

種まきは5月下旬に行い、収穫は9月下旬から10月上旬にかけて行われます。


金時豆

当農場では「大正金時」という煮たときに皮切れの少ない、品種のものを栽培してます。

煮豆にしたり、甘納豆になったりしています。身近なものとしてはコンビニに置いてある、「豆パン」に使われている豆に使われています。

5月下旬から6月上旬に種をまき9月中旬頃に収穫します。

手亡豆

手亡豆は小豆より少し大きいくらいの白い豆で、主に「白あん」の原料になります。

白い色の豆なので収穫時に汚れやすく非常に気を使います。

カナダ産や中国産の輸入に押され気味ですが、国産手亡豆も見直されてきています。

5月下旬に種をまき9月下旬に収穫します。


白花豆

 

当農場では白花豆という大粒の豆の生産に力を入れています。

最近では、規模拡大や省力化の叫ばれている中では真逆の、非常に手間がかかる作物です。

とてもきれいな白い花を咲かせるところから白花豆と名前が付けられているのですが、それが畑いっぱいに咲いている光景は、なかなか見ものです。

豆の中でも高級菜豆として位置付けられており、たいへん人気のある豆です。

煮豆にして甘く味付けしたりサラダに入れたりと、用途はいろいろあります。

ほかの豆に比べて非常に大粒なのでいインパクト大です。

5月下旬に種をまき11月上旬に収穫します。


てん菜

 

こちらも北海道農業の代表格「てん菜」です。

十勝の畑を守っていく上では重要な作物です。

別名「ビート」や「砂糖ダイコン」とも呼ばれ、近くの製糖工場に全量運ばれ、様々な形の砂糖の原料になります。ジュースの原料糖としても使われているので、おそらくみなさんにとって一番身近なものではないかと思います。

3月に ハウスで種をまき育てて、4月下旬に畑に移植する移植方式と、4月下旬に種を畑に直接まく直播方式があります。最近では省力化の観点から直播栽培が多くなってきています。

収穫は10月上旬から11月上旬まで工場の搬送計画に合わせて順次行われていきます。


たまねぎ

 

主な生産地として、北海道の北見地方や関西圏の淡路島が有名ですが、当農園でもたまねぎの生産に力を入れています。

栽培方式は、別の場所で苗を育てて畑に移植する移植栽培ではなく、直接畑に種をまく直播栽培方式を採用しています。直接畑に蒔くということで初期生育が安定しないリスクもありますが、2013年より取組みはじめ、収量品質ともに手ごたえを感じているところです。

またゴルフボールくらいの、小さなたまねぎ(ペコロス)も特別に選別し販売していきます。

種は4月下旬までにまき、9月中旬に収穫します。


有機栽培部門


有機栽培スイートコーン

 

2016年より生食用スイートコーン栽培に取り組んでいます。

現在の品種は「ゴールドラッシュ」で形もよく非常に甘い品種です。生でかじっても非常にジューシーで、甘いジュースがあふれ出てきます。

何年か試験栽培し、除草は大変ですが栽培できそうなところまで来たので毎年提供できるよう頑張っていきます。

5月中旬に種をまき8月中旬から9月中旬まで順次出荷していきます。


有機栽培大豆

 

豆の中でも大豆は非常にメジャーなもので全国各地で栽培が盛んです。その大豆を有機栽培大豆とすることで差別化を図って販売しています。

煮ものに入れたり豆腐にしたりと、多種多様な食べものや形になって食卓をにぎわせてくれています

5月下旬に種をまき、10月上旬に収穫します。

また我が家では8月下旬頃に枝豆として食卓に並んでいます。 


有機栽培への想い

 

2014年より作物の多角化を図るために有機栽培に取り組んでいます。

当農場での有機栽培に対する思いは大きく分けて二点あります。

 

 「売れるものを作りたい」

今まで作っていたものが安全でないというわけではありませんが、農薬や化学肥料を使用しないことで、安心・安全がより分かりやすい形で商品を提供できたらと考え取り組み始めました。また、農薬・化学肥料に頼らないこの地域の気候、風土そのものの「味」が表現できるものではないかと思い栽培しています。

現在は大豆とスイートコーンしかありませんが様々な作物にも挑戦していくつもりです。

 

 「経費を削減したい」

気候にも左右されますが、農業経営の売り上げは近年上向いています。しかしそれにも増して、人件費・機械代・農薬・肥料などの経費も上昇しており、先の見えない状況が続いています。そんな中一つの可能性として農薬・化学肥料を使用しない有機栽培を取り入れようと考えました。

日本という国の特性上、農薬・化学肥料に関しては外国産原料に頼らざるをえない状況です。いつ価格が上がるとも下がるともわからないものに依存するのは、いづれ重大なリスクになるのではと考え、そこに頼らない栽培法を見つけるために取り組み始めました。

 

二点目についてはお客様に直接関係のないことですが、この十勝の中でもいろいろな経営形態があり、いろいろな想いを持って農業を営んでいる農業者がいることを知っていただければ嬉しく思います。